閉合トラバース計算を行う際の操作手順と、注意点をご紹介します。
入力するデータの概要は<イメージ図>をご参照ください。
<イメージ図> 閉合トラバース計算
※最終点は視準点でもあります。
■閉合トラバースの観測では以下の点にご注意ください。
出発点では 2種類の観測を行います。
●「最終点」を後視として、「視準点①」を観測します。
●出発点方向角を確認します。
北を「0°」として最終点までの水平角を確認し、野帳に記録(手書き)します。
この水平角は TOWISE の閉合トラバース計算で「出発点方向角」
として使用します。
詳細は下記【閉合トラバース 現場観測での注意】をクリックしてご覧ください。
<操作手順>
1. 閉合トラバースの入力ダイアログを開きます。
測量メニューより【測量計算】>【トラバース計算】>【閉合トラバース】の
順にクリックします。
2. ①「出発点」 ②「最終点」 ③「出発点方向角」を入力します。
「出発点方向角」には北を「0°」として最終点を視準した水平角を入力します。
3. 視準点を入力します。
視準点を順番に入力します。
また、最終行には出発点の登録が必要です。
※視準点データは、自動で登録することも出来ます。
Ⅰ、(自動多角)をクリック。
Ⅱ、対象点種別は【全対象】にチェックを付けて【OK】をクリック。
出発点から最終点を経由して出発点に戻る観測データを自動で設定します。
閉合トラバースの路線を構成する視準点の野帳データを自動で取り込みます。
※「自動多角」をクリックしてデータを取り込めない時は、野帳DBシートに
閉合トラバース網の観測データを登録できているかご確認ください。
4.計算を行います。
Ⅰ、視準点データを正しく登録できたら【計算】をクリックします。
Ⅱ、画面に表示する計算結果ダイアログで精度確認をします。
精度・座標閉合差を確認後、【OK】をクリックして新点座標とトラバー網を
確定します。
5.確定した座標と閉合トラバー網をメインデータに表示します。