Windows11 2024 Update (バージョン24H2)にアップデート後、ネットワークコンピュータ、ネットワークライセンスサーバーに接続できなくなることがあります。
原因:Windows 11のアップデートにより、セキュリティが強化されたため、接続先との認証(ゲストアクセス)を制限されたことが原因です。
対処方法を2つご紹介します。 同内容PDFもご準備しています。コチラ⇒PDF
【対処法1:共有ユーザーアカウント&パスワードを設定する方法】
1.エクスプローラ>ネットワークをクリックし、接続先PC/NASをクリックします。 ⇒表示されない場合はTW-068 、TW-066 の設定もご確認ください。
2.共有サーバー、共有フォルダへアクセスする際、下図のようなネットワーク資格情報入力画面が表示されます。
⇒表示されない場合は手順4.へ
3.接続先環境のユーザー名、パスワードを入力し、「資格情報を記憶する」にチェックを入れ「OK」をクリックすると接続が可能となります。 ※接続先=共有PC/NASの情報です
4.ネットワーク資格情報入力画面が出てこないor1.2.の設定後も接続ができない場合は、Windows資格情報画面より直接登録します。Windowsスタートメニューより 「資格情報」と入力し、検索結果より「資格情報マネージャー」を起動します。
5.接続先のインターネットおよびネットワークアドレス、ユーザー名、パスワードを入力し、「OK」をクリックします。
6.Windows資格情報に追加されたら完了です。
接続先の情報を誤って登録した場合の訂正、削除、パスワード変更もWindows資格情報の画面より変更が可能です。
【対処法2:セキュリティ設定を以前の状態に戻す方法】
対処法1の設定ができない場合の対処法です。Winsows11で強化された設定を無効にするため、セキュリティリスクが高まる可能性があります。また次回のWinsowsアップデートの際に設定が戻るため、その都度設定が必要な対処法です。
1.キーボードの[Windows]キーと[R]キーを同時に押します。
2.ファイル名を指定して実行]画面より、[gpedit.msc]と入力し[OK]をクリックします。
3.[ローカル グループポリシー エディター]画面、左ペインから以下の場所まで展開します。
[コンピューターの構成]>[管理用テンプレート]>[ネットワーク]>[Lanmanワークステーション]
4.右ペインから[安全でないゲスト ログオンを有効にする]をダブルクリックして開きます。
5.[有効]をチェックし、[OK]をクリックします
6.続けて2か所目の設定変更を行います。左ペインから以下の場所まで展開します。
[コンピューターの構成]>[Windowsの設定]>[セキュリティの設定]>[ローカルポリシー]>[セキュリティオプション]
7.右ペインから[Microsoft ネットワーク クライアント:常に通信にデジタル署名を行う]をダブルクリックして開きます。
8.[無効]をチェックし、[OK]をクリックします。※すでに[無効]になっている場合は変更の必要はありません。[キャンセル]をクリックします。
9.PCの再起動を行い、共有に接続可能になっているか確認します。
10.接続が出来ない場合、サーバー側で従来の接続情報が残っている可能性があります。時間をおいて再度接続を試すか、サーバーの再起動の操作をご検討ください。